暴走行為。
◆関西が生んだ世界一かもしれないスーパーカーフリークの西川淳ちゃんが、フェイスブックでリヤウィングがついた70年台序盤辺りのプリムスのストックカーもどきにハマッちゃったらしいことを書いていて、”やっぱり、コイツで大晦日の晩に富士山向いて高速走っていると、元旦暴走の一味として取っ捕まってしまうんやろか・・・、と、夢想中”とのことだったので、”100％間違いなく捕まる。その面白いけど長すぎる話は、［STINGER-VILLAGE］に書きます＼(＾o＾)／ 。”とコメントしたので、以下に紹介するm(_ _)m。
◆もう15年くらい前だったと思う。大晦日の午後に首都高を走っていたら、パパラッパパラッという例の演奏とともに、3台のバイクが、蛇行しながら超低速で走っているところに追いついた。イライラしても首都高は狭くて蛇行の3台を抜くことができない。抜いてしまえばブッキ切る自信はあったが、そもそも息子二人を後部座席に乗せていたのでとにかくグッと我慢した。
◆しかし、そのスピードがあまりに遅く、エンジンがノッキング寸前だったので、別の作戦を考えた。
◆幡ヶ谷で降りて、すぐ先の永福町から乗れば、その間に追い越せる。これは名案、と一回降りるともう一度払わねばならない道路代を覚悟して脱出。フフフフ、バカめ、ザマミロ、と頭上の首都高を行くノロノロのそいつらを引き離して永福町で乗ろうとしたら、ひとつ手前の信号が赤になりましたね、フフフじゃない。頭上の高速道路を、パパラッパパラッと勝ち誇ったように通過する3台m(_ _)m。
◆まったく無駄にもう一度、通行料を払って首都高に戻ったら、ちょうどさっきと同じ3台はオレの前だったりするのだな、これがハハハ（泣）。
◆我慢を重ねてチャンスを待った。稲城の分岐点の広くなるところででパスしようと思ったが、前の3台のあまりの遅さに、オレを先頭に渋滞になっていたことで、稲城の出口で後ろの連中が路肩を走ってきちまったので果たせず。それではと、覚悟を決めて三鷹の料金所を次なるターゲットにした。バイクは金を払うのに時間がかかる、フフフ。
◆三鷹の料金所には、もっと素晴らしいことが待っていた。機動隊が装甲車を連ねて待機していたのだ!! ザマミロ、一網打尽だ、と思ったが、非常に不思議なことが起きた。一網打尽どころか、料金所をフリーパスで通しているではないか!!
◆当時はETCがないから、たしか500円を払ってお釣りをもらって発進したら、すでに敵は100m先だ!!（大泣）。
◆だが、その後ろから、黒塗りのクラウンのパトカーが、吸盤式のパトライトをクルクル回して追走しているじゃないか。ザマみやがれ、と思ったが、おかしい。全然捕まえる様子がない。
◆ど〜なってんだ!!と思っていたら、クラウンの後部座席の窓が開き、そこから私服の男が身を乗り出して、3台を激写し始めた。オイオイ、写真はいいけど、オレたちを通せよ!! と息子と3人で文句を言ってるうちに、驚くべきことが起きた。箱乗りの私服が、こちらを
振り返ってシャッターを押しているのだ!! 勝手に人の写真を撮るなんて、冗談じゃねぇ、と横に並んで窓を開け、”勝手に撮るな!!”と怒鳴った。私服の反応で一瞬世界が真っ白になっ
た。
◆「暴走行為に加わるんじゃない!!」。え、えっ?? オレ? 黄色
いクルマはこういうときには不利である＼(＾o＾)／ 。
※たぶん、こんな感じの写真が、警視庁に残っているはず→
