久々のヘルメットペイント
◆つい先日の気がしていたけれど、アライ・ヘルメットで作っていただいたのが、考えたら30年近く前だった。フェイスブックでアライのHさんに、そんな古いの使ってちゃダメです、と叱られて(笑)、久々にペイントに挑戦した。
右が30年前。インレタでシコシコ。GPXなどのインレタは、特製を1枚5000円くらいで作った記憶。
◆30年前は、それでも、インレタを使ってそれなりに凝ったデザインにして、最後の凝固剤入りのクリアーだけはお願いしていたのだが、時代が随分変わっていろいろを材料が手に入ることが分かった。
◆まず、東急ハンズにいけば間違いなくあると思っていたインレタがない。店員に尋ねたら、”インレタ”いとう言葉がインスタントレタリングであることすら店員の女の子が知らず、池袋のその店の棚には2種類しかないことに気がついてショックを受けた。
◆考えてみれば、今やパソコン世代で、インレタは、写植と同じく淘汰されてしまったようだった。
◆その代わり、デザイナーや関係者に尋ねてみたら、プラモ用のデカールを自作できると知った。カッティングシートも薄手で伸びるのがあることも分かった。
◆デカールを半信半疑で作ってみたら、思ったよりはるかに優れたデカールができることが判明した。デザインを出力して、粘着シートフィルムを貼り付けて、必要に応じてハサミで切って貼り付け、水をつけると台紙が外れる。
◆ペイントは、缶スプレーなのだが、二液タイプのウレタンクリアーが、これまて思った以上に簡単にプロの仕上がりのようにできることも分かった。
◆実は、倉庫の中にそれこそ30年前に買い込んだそいつがあったのだが、さすがに中身が腐って茶色い大粒の固まりが飛び散るだけだったので、廃棄処分にして、ネットで買った。
◆ペイントが完成した帽体を大宮のアライに持参した。ここで、ショッキングな事実が判明した。どうやら、ワンサイズ小さな帽体だった\(^o^)/ 。
◆もう一回塗りましょうか、というH田さんの言葉に一瞬絶句したが、実は、素材のお蔭で楽しく簡単な塗装を再認識していたので、別の色もやってみたいと思っていた。絶句しながらスキップをする、というような不思議な感覚になったのである。
◆最初のブルーのストライプは、構想段階と、インレタなどの素材発掘に時間がかかって帽体到着から完成までに3か月かかったが、2個目は、デカールのデザインを完成して出力してあったので、帽体到着の翌日にデザインが完成、その翌日に普通のクリアーを吹いて磨き、その翌日に、ウレタンクリアーを実行したので、3日ほどで完成した。
◆ブルーの方が気に入っているが、パットを詰めて縁取りをいれた完成品になったときにどう見えるか、今から楽しみ。
◆色違いなら、白とブルーを入れ換えたタイプも試してみたかった。
◆ところでどなたか、ヘルメットのペイントをやってほしい方、材料実費で引き受けます(^^ゞ 。