ポジ・フィルム
◆曙橋のMM社での打ち合わせでエネルギーを使い果たしたのか、昨日がいつだったのか記憶にないまま、多分翌日と思われる本日は、東銀座のR社でS藤さんに[STINGER]を演説し、その間に電話でサーバーからデザイナーに渡す素材をダウンロードして持参する手配をしつつ、フィルムスキャンのいい方法がないか模索しながら大森のK子写真事務所で写真を受け取る。20年間揃うと凄まじいインパクト。瞬間的に目が覚めた(笑)。「揃えるのは半端じゃなく大変だったっす」と言うKちゃんに感謝。いや、目を覚ましてくれたことじゃなくて、いい写真に、です(笑)。
昔はどこに置いて作業していたのだろうか?
◆久々にポジ・フィルムを扱う。デジタルなら、”レンズマークをクリックする”、という極めて単純な作業だが、ポジ・フィルムでは”ライトテーブル(という名前も瞬間的に出なくなっていた)の上でルーペを覗く”、になる。昔は、よくこんなので仕事ができていたもんだ。携帯電話がなかった時代に、待ち合わせをどうしていたんだろう、という疑問に似ているなと、感心しつつ棚の上からライトテーブルを出すとして、さて、どこに置くかが問題だったりする。
◆ヨドバシカメラでポジのスキャン方法を尋ねるも、安価でいい方法が見つからない。ポジの全盛時であれば、コピー機の上から強い光を当てて強制的にコピーする方法をやったことがある。コピー機の上に乗っかる小型テントの頂点にライトが着いた”ポジ・コピー装置”も売られていたが、すでに、”ポジ”といっても何のことか通じない時代だし。
◆デザイナーにポジを渡してしまったら、写真説明を書く資料が手元に残らない。そもそも、デザイナーに渡すラフも、どうやって以前は写真との整合性をつけていたのかすっかり忘れてしまった。楽な時代に慣れてしまった自分を発見! コンビニがなくなったら生活できなくなる、みたいな? ははは、って、笑ってる場合じゃないか。
◆ところで、3年ぶりの鈴鹿への期待を一言で表すフレーズを考えるもなかなか浮かばず。なにかガツンと来るのがないかなぁ←独り言(笑)。