STINGER試乗会・その1『VWゴルフ7』1/3
ゴルフ7に乗った。ウィンドウズ7とかiPhone5とかみたいだからではなく、自動車評論家のみなさんが例外なく(未確認)”いいね!!”している現代の名車の誉れ高いからだ。
◆まったく違った助手席と運転席。
20日の15時30分に、御殿山で拝借。担当の方に、駐車場から1階の車寄せまで移動していただける、ということで助手席に乗った。
リアの座席に荷物を置くためにドアを開ける瞬間に、”コクッ”といういわゆるしっかり感を感じた。いいクルマの証拠だ。ドアを閉めた時のスコッという音も、専門家が使いたがるけど、もう一つわからないのにオレも思わず使いたい”剛性感”があった。フムフムと、訳知り顔で助手席に乗り込んだ。
シートもかっちりしていて上質。動いた瞬間に、オッと思った。みんなが褒めている意味がわかったからだ。質感がこのクラスとしては群を抜いていた。
運転している方が初対面の人なのに、「ボクは、クルマは5m走ればわかるンですよ」と言ってみた。当然、ゆっくりと注意深く駐車場の中を移動させるためにステアリングを握っているいる人は困った顔をした。ホント言うと顔は見ていなかったけれど、困っていることはムードで分かった。「実はそれ以上のことがわからないだけですけど」というジョークに無反応だったのでね。
さて、これはいい!!という太鼓判を5mで押したオレ(笑)は、車寄せで運転席に移動して、”お借りしま〜す”と言ってパワーウィンドウを閉めた。そして、5m走って、助手席とまったく反対のことを感じたのだった。
(2/3につづく)