F1/モータースポーツ深堀サイト:山口正己責任編集

	F1で巡りあった世界の空。山口正己ブログ

レッドブル・ホンダにトヨタが貢献する?!

◆今日のテーマは、レッドブル・ホンダはF1に勝てるのか、だが、そこにトヨタが貢献する?!にしよう。トヨタに関係ない? いや大ありだ。

◆2019年からスタートするレッドブル・ホンダ。ホンダはついに勝てるシャシーを手に入れる。しかし、相手はF1、レッドブルと組んだからといって簡単に勝たしてはくれない。

◆勝利のためのポイントは、ホンダのパワーユニットの進化と、テクニカルディレクターのニューウェイとの“親和性”。親和性の“和”は、当然『日本』というキーワードも含んでいる。

◆まず、ホンダのパワーユニットの進化は、今シーズン、まだまだ足りていない。しかし、現場を預かる田辺豊治テクニカルディレクターと、サクラの開発基地で陣頭指揮を採る浅木泰昭執行役員のリレーションは完璧。二人は、破竹の連勝を飾った1980年中盤からの『ホンダF1第二期』のターボ時代を最前線で戦った生え抜き。そこに、さらに期待を加速するのは、トヨタのルマン制覇の好影響だ。何を言ってるの、という鋭い横槍はしばらく納めていただいて。

◆一方、レッドブルのテクニカルディレクターのアドリアン・ニューウェイとの親和性は、ニューウェイが、日本のリズムを理解するかどうかということだ。親和性とは、“互いに馴染み、仲よくなること”。日本の得意技だが、なかなか外には通じない。

◆日本人の思考回路は、ていねいさが強みだが、それはそのまま社会構造に一人歩きを許さないムードを生み、本田技研工業株式会社のような大きな会社にとって、F1GPの闘いは極めて異質な形をしていることになる。もしかするとそれは日本が農耕民族であり、“彼ら”が狩猟民族手あることに根ざしているのかもしれないが、ともあれF1の世界では、物事の進行に、日本の常識からすれば異常ともいえるスピード感が必須。

◆中でも頭の回転が凄まじく速いニュウェイは、ゆっくり待つことができない性分。ニューウェイが田辺TDに伝え、8時間の時差と1万kmの距離を超えて浅木開発責任者に届けられる注文に、サクラがいかに迅速に応えるか。それには当然、ホンダ本社の深い理解が必要で、ここが、トヨタのルマンが影響することを期待したい、ということだ。

ニューウェイ、ルノーF1入りの噂?!

◆トヨタは今年のルマンに向けて、豊田章男社長からの強い指令で開発にさらに注力した。そのことは、トヨタTS050 HYBRIDの進化や、ルマンという魔物に対する徹底した準備をしたこととして日本に伝わった。そして悲願の優勝を遂げたトヨタのモータースポーツに対するイメージが大きく上昇した。これをホンダ陣営も感じているはず。そこに大きな期待がかかる。

◆トヨタのルマン制覇がそうであったよりに、ホンダのF1チャレンジは、大きな意味で日本から世界への挑戦といえる。2位じゃだめですか? だめに決まっている。勝つためには、日本の社会の親和性を無視した凄まじくとがった感覚が必要だ。

◆レッドブル・ホンダは、2年という短い契約期間で、レッドブルはその後F1に復帰するポルシェのパワーユニットを積むことになるはずだが、契約の2年間でホンダのPUが凄まじく進化して、レッドブルからシュツットガルトのポルシェに“ごめんなさい”と、ちょうど55年前にロータスのコリン・チャップマンからホンダが言われたような心変わりをさせたら最高だ。

photo by REDBULL / clisted by Iceman

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